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VF-36 アストーレ (Astore)

 ファイター時全長18.32m バトロイド時全高15.38m(頭部レーザー機銃含まず)

 新星インダストリー社製の高性能・高コスト可変戦闘機。
原型機のYF-36は、VF-22の後継機となる特殊任務機を目指して製作された機体であった。
しかし、ゼネラル・ギャラクシー社製のYF-35とその座を争うも決着がつかず、 一部船団において、それぞれVF-35とVF-36として試験的に先行配備された。
 高機動力・高火力の機体であることから、イタリア語でオオタカを意味する”アストーレ”のペットネームが与えられた。
 機体の大きさはVF-25とほぼ変わらないものの、 VF-32や33、35等の小型機が主流である30番代の可変戦闘機の中では大型である。 そのため”時代遅れの新型”などとも呼ばれることがある。
 この機体の特徴として、ガウォークとバトロイドの中間の形態のガウォークロイドがある。 この形態は、ガウォーク形態に比べて機体全長が短くなっていることにより、小回りが効きやすくなっている。 また、腹部と腰部の間の回転軸と、背部のスラスターが使用できるため、運動性・機動性が向上している。 ガウォークロイドは特に呼称されるものではなく、また、特に決まった形態というわけでもないため、 さらに足をバトロイドのように変形させるなど、戦況によって柔軟に使用される。
 バトロイド時に背中に垂れ下がっている主翼は、翼端のバーニアを吹かしたりすることで、運動性の向上に貢献している。 狭所での行動などで邪魔な場合には折りたたまれる。
 攻撃用兵装は、頭部および腹部レーザー機銃×4、ビームガン×2、専用大口径ガンポッド、ピンポイントバリアナイフ×2など。
 ガンポッドはVF-17と同様にビームアダプターも装備可能である。 その際、通常のような連射と、4砲身からの高出力同時発射の切り替えが可能である。
 ミサイルは翼端、翼下のパイロンだけでなく、肩部、前腕部、脚部のウェポンラックにも搭載することができる。 フル装備すれば、オプション装備なしでアーマードバルキリー並みの火力となる。 肩部のミサイルは、ファイター時後方に向けて発射される。 バトロイド時はミサイルの射出方向が分散されており、全方位への攻撃が可能である。
 オプション兵装として、大気圏外用のFASTパック、大気圏内外で使用できるスーパーパック、ストライクパック、 アサルトパックがある。
FASTパックはプロペラントとブースターを増設するのみの大気圏外通常装備である。
スーパーパックは、FASTパックよりさらにブースターを増やし、追加のミサイルも装備する。 パックの形状は流線型になり、大気圏内でも使用できる。
ストライクパックは、ブースターの増設、全パイロンへの大型ミサイル装備、さらに5門の重量子ビーム砲を備える。 主に対艦戦や殲滅戦で用いられる。
アサルトパックは、スーパーパックに大型高出力ブースターと、ピンポイントバリア徹甲榴弾も発射できるガンポッドを 追加装備したものである。
ストライク、アサルトパックは、その特殊な装備ゆえ、ごく少数の生産にとどまる。
 エンジンは、VF-32で採用された二段圧縮熱核バーストタービンエンジンを二基装備する。 機体が大きくなってしまったのはこのためである。 VF-35も同エンジンを二基装備し、且つ小型大出力化に成功しているが、VF-36のものは大型であるぶん、 VF-35のものよりは低コストであり、また大気圏内外でほぼ変わらない出力を得られるように改良されている。
 バリエーションとしてA型、B型、S型などがあり、それぞれ頭部形状が異なる。
・A型  一般機。
・B型  複座型。S型に近い性能を持つ。
・S型  指揮官機。

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